日本の美術は、自然や風土との密接な繋がりを持った、いわゆる「日本的霊性」から生まれてきました。それが明治期、西洋画の流入に際してクリティカルなフィルターなくしてイデオロギー的に展開し制度化してしまったため、本来あった自然な生命力を喪失していく結果になりました。戦後の岡本太郎の縄文礼讃は、そうした近代美術のしくみに対する深く強烈なカウンターパンチであったように思います。 杜の未来舎ぎゃらりぃでは、制度的なフレーム、操作的な美術マーケットには無頓着に、それゆえ広く世に流通していないが、淡々と魅力的な作品を作り続けている作家を経済的に応援する環境を、共鳴する方々とともに創りあげていきたいと考えています。 自然や永遠と繋がる感性で創られたこうした作品が多くの方々に愛され、感動ととともに静かに影響を及ぼしていくことを願います。
画廊主
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