焼き物/陶器/陶芸作品の販売 >> 陶作品 斎藤乾一 流行のスタイリッシュな器なら珍しくないが、「思い」が見えない器がほとんどで、しばらくすると戸棚の奥に永久にお蔵入りしてしまう。そんな器ばかり見かける中で、まだまだあの地震の被害が癒えない気仙沼で、民芸系のスタイルだけの模倣でなく、その魂をたっぷり受け継いだ器を見つけた。斎藤さんは言う。「ふるいに残った使いものにならないと思われる土でもいいとこがあるんですよ」。そうして作られた器は、斎藤さんのこだわらない人柄に似て、何でも使えて便利で、今や我が家のど真ん中に入ってしまった。「足らないところは使う人が補ってくれるんですよ」という斎藤さんの言葉が今よく分かる。その器、「情けの器」とでも名付けようか?
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